百科事典や辞書は買取できない!?売れるお店と条件を徹底リサーチ
子どもや学生が特によく使う百科事典や辞典、辞書は、実は売れない買取店が多く存在します。
どのお店なら買取ってもらえるのか、調査結果を高く売るためのポイントと併せて紹介しました。
百科事典・辞書OKの古本買取店サービス一覧
自分が使うべきお店は一体どこ?
ココなら売れる!百科事典や辞典・辞書を扱う買取店
バリューブックス
おすすめ理由
かなり豊富な取り扱いジャンルを誇り、和書・洋書を問わず、百科事典や辞書も含めて買取可能です。
公式サイトにある検索機能では、キーワードやISBNコードを使ってお試し査定が可能で、価格が気になる方も安心して利用できます。
査定や入金の対応もスピーディーに行われるので、初めて利用する方も安心してお任せできるでしょう。
利用上の注意点
利用に際し、送料として1箱500円がかかってしまうため、完全無料で使うことはできません。
代わりに、従来に比べて査定額が1.5倍になっているので、百科事典や辞典でも他店より高く売れる可能性があります。
発送用のダンボールはもらえないので、自宅にあるものを再利用するか、スーパーなどで入手してください。
サービス一覧
- 送料
- 1箱500円
- ダンボール
- なし
- 集荷対応
- 最短翌日
- 査定日数
- 2~4日以内
- 明細内訳
- あり
- 返送料
- 無料
- 手数料
- 無料
- コンビニ発送
- 不可
- 入金日数
- 最短2日
- 回答期限
- 10日以内
買取できない事典・辞典・辞書
ISBNコードのないもの、レンタル落ち、状態が著しく悪いもの等
公式サイトはこちらもったいない本舗
おすすめ理由
書店で扱っている本ならほぼ全て買取ることができるので、辞書や地図、雑誌、同人誌、古書など一般的には売りにくい珍しいジャンルも多く取り扱っています。
ダンボール無料提供や当日集荷、3日以内の査定など、使いやすいサービスも多く、利便性重視の方にも使いやすいでしょう。
価値よりは状態重視で査定を行うため、綺麗な書籍が多く含まれる方におすすめできる買取店です。
利用上の注意点
辞典や辞書は問題なく売ることができますが、百科事典は買取不可となっているので注意が必要です。
本だけで売る場合は1回30点以上、他ジャンル総合の場合は1回20点以上と、少々利用しづらいのが難点と言えます。
査定結果を承認してから入金まで少し日が開いてしまうので、振込確認を忘れないようにしましょう。
サービス一覧
- 送料
- 30点以上で無料
- ダンボール
- 無料で提供
- 集荷対応
- 15時までの申し込みで最短当日集荷
- 査定日数
- 3日以内
- 明細内訳
- 不可
- 返送料
- 着払い
- 手数料
- 無料
- コンビニ発送
- 可能
- 入金日数
- 約1週間後
- 回答期限
- 30日以内
買取できない事典・辞典・辞書
百科事典、レンタル落ち、書き込みやシミがあるもの等
公式サイトはこちら買取王子
おすすめ理由
総合買取店としての知名度が高く、60種類以上の買取ジャンルを誇る大規模店で、利便性に優れているのが特徴です。
百科事典、辞書・辞典、洋書などすべて買取してもらうことが可能なので、売り分けの必要なく、とにかく手間がかかりません。
しかも、1冊・1点からでも無料で利用できるのが便利で、売りたい本やアイテムが少ない方にも適しています。
利用上の注意点
とにかく買取価格が安い事で有名なので、高く売ろうとせず、1円にでもなればという気持ちで利用するのがおすすめです。
また、まとめ売りに対するボーナス付与も行っていますが、100冊毎に1,000円とかなり使いづらく、該当する人が少ないのは残念です。
買取価格をAmazonギフト券や買取王子ポイントで受け取れば、最大5~6%金額がアップするので、利用するならこちらを活用した方が良いでしょう。
サービス一覧
- 送料
- 無料
- ダンボール
- 無料で提供
- 集荷対応
- 自分で手配
- 査定日数
- 1週間以内
- 明細内訳
- 可能(要問合せ)
- 返送料
- 無料
- 手数料
- 無料
- コンビニ発送
- 可能
- 入金日数
- 最短翌営業日
- 回答期限
- 3日以内
買取できない雑誌
発売後5年以上経過した辞書、一般書店で販売されていないもの、カバー・付属品がないもの等
公式サイトはこちらブックステーション
おすすめ理由
いらなくなった古本、CD、DVD、ゲームソフトを20~30点以上まとめて処分したい方向けの買取サービスです。
50点ごとに250円のボーナスがもらえるシステムで、売る量が多ければ多いほどお得に利用できます。
対応力は業界内でもトップクラスのスピードなので、安心感があり、どの様な方でも便利に使えるでしょう。
利用上の注意点
買取価格が全体的に安く、高価買取が期待できるアイテムは非常に少ないため、高く売りたい方には向いていません。
さらに、お店が推奨する「自動承認」では買い叩きの恐れがあることから、とにかく安く仕入れようという姿勢が窺え、あまり好感が持てる買取店ではないでしょう。
また、査定結果を確認した後にキャンセルする場合、着払いでの返送となるため、負担額が大きい点も懸念事項です。
サービス一覧
- 送料
- 30点以上で無料
- ダンボール
- 無料
- 集荷対応
- 自分で手配
- 査定日数
- 1~2営業日
- 明細内訳
- なし
- 返送料
- 着払い
- 手数料
- 無料
- コンビニ発送
- 可能(佐川急便限定)
- 入金日数
- 最短2営業日
- 回答期限
- 1か月以内
買取できない攻略本
百科事典、洋書、書き込みがあるもの、シミ・ニオイがついているもの、ISBNコードがないもの、カバーや付属品がないもの等
ブックステーションの買取は、令和2年3月末をもって終了となってしまいました。
すでに新規申し込みは停止していますので、他の買取店を利用しましょう。
どうして百科事典や辞書は売れない買取店が多いの?
中古品としての需要が少ない
インターネットが発達している今の時代は、何でも手軽に調べられるようになり、以前に比べて百科事典や辞書の需要が減っています。
現在は、学校の入学準備やお祝いなどの用途で購入されるケースが多くなっていますが、求められるのは新品の事典や辞書です。
中古の百科事典や辞書をあえて買う人は非常に少なく、買取店としても仕入れをするのが難しくなっています。
次々と最新版が発売される
百科事典や辞書などの書籍は、情報の最新性が求められるため、新しい情報が加えられた新版が頻繁に発売されます。
また、インターネットを使って調べ物をすれば、すぐに新しい情報に辿り着けることもあり、より古い情報は求められなくなりました。
辞典・事典・辞書を扱う限られた買取店でも、発売後3年以上経過している物は、価格がかなり安くなってしまうケースが多いようです。
管理・処分の手間やコストがかかる
辞書や百科事典は1冊あたりのページ数が多く、大きくてかさばる上にかなり重たい書籍です。
一般書籍に比べてスペースを取るため、買取店や古本屋などで管理にしにくく、あまり喜ばれるものではありません。
しかも、一度お店側が買取などで引き取ってしまうと、売れ残りを処分しようにも産業廃棄物となって重量によって料金がかかる事から、1冊処分するだけでも他の本より費用がかかってしまいます。
中古としての売れ行きが悪く、管理や処分にも難がある百科事典や辞書は、最初から引き取らないようにする事がお店を守る事にもなっているのです。
洋書を扱っているお店が少ない
特に有名な百科事典「ブリタニカ国際大百科事典」をはじめ、洋書として出版・輸入されている事典や辞典、辞書もたくさんあります。
買取店では再流通する事を念頭にしているため、取り扱っているのは基本的に日本国内で出版された和書です。
洋書を売れるお店は限られており、またアート・音楽など一部ジャンルしか洋書に対応していないなど限定的な買取店もあるため、海外の百科事典などはそもそも売れるお店が少なくなっています。
いくらが目安?百科事典や辞書の買取相場
ブリタニカ国際大百科事典
アメリカ大統領5名と、ノーベル賞受賞者を含む4,000人超の寄稿者により作られた、世界的な百科事典です。
学術的信頼性が高い価値のある書籍なので、状態良く保管されていれば、1冊1,000円以上の値段がつく事も少なくありません。
ただし、毎年のように新版が出版されるうえ、最近はオンライン版に人気が傾いてきている事から価格の下落速度も早まっています。
総合百科事典ポプラディア
日本の百科事典の中でも特に有名で、全国の小学校~高校にも置かれているほど、充実した内容が魅力になっています。
全12巻セットで販売されていますが、5年前のものでも10,000円以上、最新版なら40,000~50,000円以上の値が付くこともあり、高価買取が期待できる百科事典です。
ただし、2019年に全面改訂された新版が発売され、最新情報が非常に多く掲載されたことから、今後は2019年以前のポプラディアは価格が低迷する見込みです。
小学館こども大百科
小学館が出版するこども大百科は、ジャーナリスト池上彰さんがおすすめされた1冊でもあり、特に小学生を中心に人気を博しています。
内容の充実度が高く、大人でも楽しめるのが魅力ですが、やはり家庭でも入手しやすい事から価格はやや低めです。
本の状態が良ければ2,000円前後で買取られる事もありますが、平均的には500~1,000円ほどの値段になることが多いでしょう。
百科事典をあまり使わなくなったら、綺麗な状態を保てる環境で保管し、できるだけ早く売りに出すのがおすすめです。
大辞林
国語辞典と百科事典を組み合わせた日本語辞典で、23万語以上という膨大な情報を掲載しています。
これまでの改訂は7~11年の間隔で行われており、新版が発売されにくい事から、安定的な相場が期待できる辞典です。
状態が良好な最新版の場合、1冊3,000~4,000円程度で買取ってもらえる事が多いですが、次版が出版されてしまうと価格が急落してしまうので注意しましょう。
広辞苑
国語辞典ではありますが、学術用語・専門用語も多数収録されており、日本を代表する辞典の1つです。
各界の専門家たちが執筆しており、時代に沿った解説を行っていることから、とても人気の高い辞書と言えます。
大辞林と同様10年前後での改訂となるため、値崩れしにくく、1冊2,000~3,000円の相場価格になります。
ジーニアス英和辞典
学生時代、お世話になる人も多い有名な辞書ですが、中古でも比較的売れやすく、辞典類の中では高めの価格になります。
最新版の場合、定価の半額程度が相場となっているため、綺麗な状態であれば1,500~2,000円ほども期待できます。
ただし、電子辞書を使う学生がかなり多いことから、紙媒体のジーニアス英和辞典は価格下落が早く、いらなくなったらすぐ売りに出すのがおすすめです。
百科事典・辞書を少しでも高く売るコツ
できるだけ早く買取を依頼する
百科事典や辞書・辞典は小説や漫画などと違い、最新情報を掲載するために繰り返し改訂が行われます。
新しい版が出版されると、購入する人は古い版を買わなくなってしまうので、できるだけ早く売る事が大切です。
また、買取時期を早くするということは、それだけ辞書や事典の経年劣化を防ぐ事が出来ます。
特に紙の薄い辞書・辞典は、折れ曲がりや破れ、変色が起こりやすいですが、より綺麗な状態を保つことができれば高価買取が期待できます。
付着したホコリを払っておく
百科事典や辞典などを、取り出しやすい本棚などに収納している場合、密閉されていないのでホコリが付着しやすくなっています。
買取店を利用する際は、ダンボールに詰める前にタオルやハンディークリーナーなどで拭き取っておき、綺麗にしてから発送しましょう。
手垢汚れなどで黒ずんでいる場合、アルコール入りウェットティッシュやエタノールなどで拭くと取れる事がありますが、紙のヨレや色落ちに繋がりやすいため注意が必要です。
タオルだけで取れない場合、無理に行う必要はありませんが、どうしても取り除きたい場合は自己責任で行いましょう。
ページのヨレ、曲がりを極力直す
ソフトな表紙と薄い紙で作られている辞典や事典は、少しの圧力でも曲がりやすく、ページがヨレてしまう事があります。
このような状態になっている場合、できるだけまっすぐに伸ばしてから査定に出した方が、高く売れる可能性があるでしょう。
本の上下を固い板で挟み、上から重しになる物を乗せて、丸1~2日ほどそのまま放置してみましょう。
また、もしも紙のヨレや曲がりが水濡れによって生じている場合は、「本の水濡れに冷凍が良いって本当?濡れた本の正しい乾かし方」を参考にしてみてください。