フランスの名門ファッションブランド「クロエ」

クロエ（Chloé）は、1952年に創業されたフランスのブランドで、「プレタポルテ（高級な既製服）」という言葉を生み出した、プレタポルテ市場の草分け的存在とされています。

クロエが誕生する以前は、高級メゾンではオートクチュールのみを扱うのが通常で、一般層が手を出しにくいことに、クロエの創設者ギャビー・アギョンは堅苦しさを感じていました。

それから、ギャビーは世界で初めてのラグジュアリー・プレタポルテを提案し、高品質な既製服を製作するようになったことでクロエが誕生します。

ブランド名には、創始者の名前を用いることがほとんどですが、ギャビーは自身の名前が占い師のようだと感じ、バレエ音楽の「ダフニスとクロエ」の主人公・クロエからとって名付けられたとされています。

当初はそこまで知名度の高くないブランドでしたが、1963年に著名デザイナーのカール・ラガーフェルドを迎えたことをきっかけに、注目を集めました。

今では、様々なセレブたちがクロエの商品を愛用しており、多くの女性の憧れのブランドとなっています。

クロエの商品は中古でも高く売れる？

クロエはアパレルメインのブランドのため、状態が悪く無ければ古着でも値段を付けて買い取ってもらえるでしょう。

クロエのアパレルは高級なので、古着でも8万円近くで買取される場合もあり、かなり高額査定が狙いやすいです。

また、靴も状態によっては高値が付きやすく、スニーカーやショートブーツなど、シューズの種類問わずに数万円で取引されているものもあります。

アパレル以外で特に人気があるのはバッグ、財布、香水などのアイテムです。

バッグや財布は多少使用感があっても、値段が付かないことはほとんど無いので、不要なものなら積極的に買取に出して現金化するのがお得と言えます。

フレグランスは未使用品の方が当然高値が付きやすいですが、開封済みの香水でも買取可能な場合があるので、これから使用する予定がなければ、他の不要なブランドアイテムと一緒に査定に出してみるのも良いでしょう。

パラティ（Paraty）

クロエの代表的なシリーズとも言えるパラティは、カーフスキンやシープスキンが使われており、使用する程にレザーの味わいが増す高級感のあるアイテムが多いです。

バッグのフォルムが台形になっているのが特徴で、20代の若い女性から40代の大人の女性まで、幅広い層が利用できるデザインが魅力と言えます。

スモールサイズとミディアムサイズの2種類が展開されており、ライフスタイルによって使用するサイズが選べるので、エレガントながらも普段使いがしやすいのも人気の理由の1つと言えるでしょう。

パラティは購入者の年齢層が広いため、買い手が付きやすく中古市場の需要も高いです。

バッグのカラーや発売時期にもよりますが、使用感が多少あるものでも1万円以上の値段が付くことも多く、高価買取が期待できる商品と言えます。

ドリュー（Drew）

丸みを帯びたフォルムに、ゴールドのチェーンストラップやロックパーツで華やかさをプラスしているドリュー。

主に素材はカーフスキンが使用されており、きめ細かく滑らかな質感がより高級感を引き立たせています。

内ポケットや底マチが付いているため、アイテムの出し入れもしやすく、パーティーはもちろん、普段使いにもピッタリなショルダーバッグです。

ドリューは、ドリュー・ミニ、ドリュー・スモール、ドリュー・ミディアムと3つのサイズ展開をしており、どのサイズも中古市場で需要があります。

クロエのバッグの中でも人気は非常に高く、状態が良い物なら60,000円近くの値段で買取されることもある程です。

素材やカラーによって買取価格は変動しますが、高額査定に繋がりやすい商品と言えます。

また、ドリューはバッグだけでなく財布の人気も高いので、使用済みの財布でもデザインや状態によっては3万円以上の値段が付くでしょう。

マーシー（Marcie）

2005年に誕生した、クロエのアイコン的存在とも言えるマーシーは、ジェシカ・アルバや、ミランダ・カーなど多くのセレブ女性たちから愛用されています。

馬蹄にインスパイアされたと言われる、丸みのあるU字型のフロントトラップやテニスラケットをモデルにしたハンドルが特徴です。

上質なカーフスキンを用いたカジュアルなデザインと、高い機能性から多くの女性から支持されており、クロエのレザーコレクションの中でも圧倒的な人気を誇っています。

マーシーの財布やバッグは高値が付きやすく、バッグなら3万円前後で取引されることが多いです。

ブラウン、グレーなどのスタンダードなカラーから、ピンクやネイビーといったその他の豊富なカラーも取り揃えられており、自分の気に入った色を見つけやすいのもマーシーの魅力と言えます。

ショルダーバッグ、2WAYバッグ共に人気が高いので、不要なマーシーのバッグがれば一度は査定に出してみることをおすすめします。

クロエのバッグの買取価格

クロエの財布の買取価格

クロエの香水の買取価格

需要が下がる前に査定に出すのがおすすめ

クロエの商品は、わりと中古でも需要が安定しているので、多少古い商品でも値段が付かないことはあまり無いものの、使用していないものなら早めに査定に出すのが懸命です。

特に、パディントンのバッグは一時流行したものの、他のシリーズに圧され、現在の人気は下火になっているので、早めの査定がオススメのアイテムと言えます。

今なら、パディントンのバッグを好んで購入する人もまだいるため、状態によっては3万円前後の値段が付くこともあるでしょう。

また、フェイのバッグも流行が過ぎると需要が下がる可能性があるため、買取価格が高い内に手放した方がお得です。

マーシーやドリューと比べると、パディントンやフェイは流行に合わせて値段が上下しやすいため、使う予定がなければ早めに査定に出すに越したことはありません。

クロエを売るならギャランティーカードを忘れずに！

クロエのアイテムを購入した場合、商品が正規品であることを証明するギャランティーカードが付属します。

ギャランティーカードには、店名、品番、日付が記載されているはずなので、買取に出す前に確認しておきましょう。

また、バッグにはシリアルナンバーが記載されたタグが付いており、このタグが無い場合は正規品ではない可能性が高いので注意です。

クロエは人気の高いブランドで、偽物が多く出回っていることもあり、ギャランティーカードの有無は査定を受けるうえで重要になります。

ギャランティーカードが無くても買取可能なお店もありますが、カードがあった方がスムーズに査定が進むのに加えて、買取価格もアップしやすいので、手元にある方は必ず商品と一緒に送るようにしましょう。

他にも、化粧箱や袋など、購入時に付いてきたものがあればアイテムと一緒に送ることで、査定額がプラスされることがあります。