20世紀のフランスを代表した「サンローラン」

サンローラン（Saint Laurent）は、イヴ・サン=ローランによって1962年に創設されたブランドで、20世紀のフランスのファッション業界をリードしてきました。

創設から4年で、プラタポルテラインとして「イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュ」をパリに開設し、徐々に名を広めていったサンローランは、ヨーロッパの上流階級から絶大な人気を得て、ナオミ・キャンベルやカトリーヌ・ドヌーヴなど、当時のフランスを代表する著名人たちから愛されることになります。

また、1989年にはパリ証券取引所にて、ファッションブランドで初めて株の公開をした他、1993年にはパリで「デ・ドール賞」を受賞するなど、様々な面で話題を集めたブランドです。

2012年にクリエイティブディレクターに就任したデザイナー・エディ・スリマンによって、イヴ・サンローランのアパレルラインは「サンローランパリ」に改名されましたが、デザイナーが変わってからも、未だにサンローランの商品は高い需要を誇っています。

サンローランは中古市場でも人気が高い！

サンローランからは、アパレル、財布、バッグ、アクセサリー、香水など様々な商品が販売されていますが、どれも需要が高く、中古市場でも高値で取引されています。

中でもバッグは、元値が高いこともあって中古でも数万円の値段を付けてもらえるので、十分に高額査定が期待できるでしょう。

また、アパレルの買取価格も高い傾向にあり、ジャケットやスカジャンの中には10～20万円程の値段が付けられているものもあります。

販売時期やデザインによって扱いは異なりますが、サンローランは人気が高いこともあり、多少状態が悪くても値段が付くので、手元にあるけれど使用していないサンローランのアイテムがあれば、一度は査定を受けてみましょう。

カバス

サンローランのデザインの中でも、特に高い人気を誇っているカバス。

海外のセレブ達からも愛用されており、サンローランの代表的なデザインの1つと言えるでしょう。

カバスには2つのラインがあり、イヴ・サン=ローランのYSLの文字を組み合わせた「モノグラム」と、シンプルにYの文字だけを使った「シック」に分かれています。

モノグラムは、トイカバス、ベイビーカバス、スモールカバスの3種類がある他、シックも同様に、カバスシックベイビー、カバスシックミニ、カバスシックと様々なサイズのバッグが販売されているので、自分にとって使いやすいサイズを選べるのも魅力でしょう。

また、バッグのカラーも、ロイヤルブルーやリップスティックフューシャ、ダークベージュ、フォグ、ブラックなど、上品なカラーが採用されており、サンローランのロゴをより一層引き立たせます。

状態良い物なら、6～10万円程で買取される傾向があるので、高額査定が期待できるでしょう。

ミューズ

数あるサンローランのバッグの中でも定番中の定番と言われるデザイン・ミューズ。

スリマンがディレクターに就任してから、サンローランの新たなアイコンバッグが次々と生まれていますが、ミューズの人気もまだまだ健在です。

バッグのフロントにあしらわれたYの文字と、Yの中心部に取り付けられた南京錠が特徴で、南京錠を始めとしてバッグのハンドルやリング部分はゴールドになっており、本体のレザー生地と金具がマッチすることで高級感が演出されています。

ミューズのバッグは買取では1万円前後で取引されることが多い他、ミューズとはガラリと変わった雰囲気を持つ「ミューズ・トゥ」も人気が高く、美品なら4万円程の値段が付くこともあります。

ミューズ・トゥに比べると、ミューズは古い印象を持たれがちですが、まだまだ中古市場では人気があるので、手元にある方は査定を受けてみると良いでしょう。

ダッフル

ダッフルは、サンローランのクリエイティブディレクター・スリマンが手掛けた人気モデルの1つです。

シンプルかつクラシカルなデザインが特徴の2WAYバッグで、男女問わずにファッショニスタからは愛用されています。

ブランドロゴ部分にはマグネット式のオープンポケットも付いている他、メインの開口部は下まで大きく広がるので、持ち物を出し入れしやすいなど、機能性にも優れているバッグです。

ブラックやダブホワイト、ペール・ピンクなどカラーのバリエーションも豊富なので、様々なコーディネートに合わせることができます。

また、ダッフルには5つのサイズがあるため、用途に応じて使いやすいサイズをチョイスできるのもポイントでしょう。

ダッフルはどのカラーも人気が高く、15,000円～23,000円程の値段が付くことが多いです。

サンローランのバッグ買取価格

サンローランの財布の買取価格

サンローランのファッションアイテムの買取価格

ギャランティーカードや付属品は忘れずに！

一部のラグジュアリーブランドでは、ギャランティーカードの発行は行っていませんが、サンローランには正規店での購入の際に正規品保証となるカードや証明書が付属します。

証明書やカードが欠けていても、買取してもらえることもありますが、利用するお店によっては査定に時間がかかったり、査定額が下がってしまう恐れがあるので、できることなら商品と一緒に査定に出せるように用意しておくのが好ましいです。

また、カバスやダッフルといった2WAYバッグを売却する際は、ストラップなどの付属品も忘れずに査定に出すように気を付けましょう。

ストラップが欠けていると、付属品が不足しているとみなされてしまうので、購入時に付いてきたものは全て揃った状態で買取に出すようにしてください。

古めのモデルは素早く買取へ！

新たなディレクターの就任によって、様々なモデルが登場し、常に多くのファンから支持されているサンローラン。

最近登場したモデルはもちろん、長い歴史を持つミューズやダウンタウンの人気は健在ですが、徐々に需要が下がっているのが現状です。

新しいアイテムが登場すると、新デザインの物に乗り換える人も多く、ファンの中には、「ミューズやダウンタウンは時代遅れ」と感じている人もいます。

今はまだ需要があるため、買取に出しても数万円の値段で売却することができますが、数年後も同じ価格で買い取ってもらえるとは限りません。

少しでもお得に売りたいなら、需要が下がり切る前に手放すのが懸命でしょう。

また、どんなブランドアイテムも、発売から日が経つにつれて需要は下がっていくものなので、古いモデルのアイテムに限らず、今後使用する予定が無いものなら早めに査定に出すのがオススメです。