あなたは「現金重視」or「割合重視」？

ブランド品を買取に出すと、査定を終えてから買取額を教えてもらう事が出来ます。

ブランド品は買取金額が高いことも多いので、「Aのバッグは○○円、Bの財布は○○円」といった具合に、1点ずつ明細を出してもらえるお店がほとんどです。

少しでも高く売りたいという気持ちは誰しも持っていますが、ブランド買取の金額を確認する時には2つの視点があり、現金を重視するか、割合を重視するかで考え方が異なってきます。

金額で計算！現金重視の考え方

1つ目の現金重視は、「Aのバッグは何円になったのか」という様に、手元に入ってくる現金の値段を大切にする考え方です。

ブランド買取で得たい目標金額があったり、何か目的のためにお金が入用な状況の時によく用いられ、当然ながら1円でも多く手元に入ってくるのが理想です。

また、プレゼントでもらったものなど、自分がお金を出して購入していないブランド品を買取に出す場合にも、現金重視の考え方がよく使われます。

元値で計算！割合重視の考え方

2つ目の割合重視は、現金重視の様な値段ではなく、「Aのバッグの買取率はどの程度だったのか」を大切にする考え方です。

買取率とは、元値に対して何%の値段になったのかという視点で、高価買取になったか否かを確認します。

ブランド買取ではどうしても相場の値段だけを確認し、目先の現金に囚われがちですが、実はこの割合重視の考え方が非常に大切です。

確認しよう！買取率の考え方

上記の表を見てみると、超高級ブランドBの時計は高級ブランドAの時計よりも、高い金額で買取査定が行われています。

現金重視の場合には、手元により多くのお金が入ってくる「超高級ブランドBの時計」の方が高価買取だったと考えます。

一方、割合重視の場合には、表右側の買取率を重視します。

確かに、超高級ブランドBの時計の方が入ってくるお金は多いですが、元値を考えると半額での買取になってしまっています。

しかし、高級ブランドAの時計は、元値の70%の金額で買取ってもらえることになりますので、「高級ブランドAの時計」の方が高価買取だと判断します。

自分でお金を払って購入したブランド品であれば、元値が分かっているので「払ったお金により近い値段で買取ってもらいたい」と考えますから、高級ブランドAの時計の方がお得になる訳です。

ブランド買取の買取率は一般的に、中古品は元値の70～75%以下、新品は80%以下となっています。

査定基準は買取店によって異なりますので、査定に出して実際の価格をチェックしてみましょう。

ハイブランド品の買取相場をチェック！

※上記はブランド買取店による中古良品・新品同様品の買取実績を元に、算出しています。実際の買取額は店舗や状態、市場需要等によって変動します。

ハイブランド品の買取相場は全体的に高めで、買取率も高値であることが多くなっています。

元値が高いので現金重視でもある程度高価買取になりやすく、また国内だけでなく海外での中古品需要もあるので、買取率も良いものがたくさんあります。

基本的にブランド品には流行がありますが、ハイブランド品はロングセラー商品や定番モデルも多数存在しており、長年愛されるため、良い状態のブランド品であれば買取相場を大きく割ることはなさそうです。

ただし、本革やクロコダイルなどの動物の皮を使っているため、保管状態によっては劣化しやすいこともあり、不要なのであれば綺麗な状態のうちに買取ってもらった方が高く売れます。

アパレルブランド品の買取相場をチェック！

※上記はブランド買取店による中古良品・新品同様品の買取実績を元に、算出しています。実際の買取額は店舗や状態、市場需要等によって変動します。

アパレルブランド品はハイブランド品に比べると、やや買取率は低いものの、全体的には相場やや下程度の買取となることが多いようです。

ハイブランド品に比べて元値が低いということもあり、現金重視だとそこまで高額な買取には至りませんので、アパレルブランド品を買取ってほしい場合には買取率重視で考えた方が良いでしょう。

また、アパレルブランドのラインナップは入れ替わりが激しく、新しいモデルを度々販売しますので、売りたいと思ったら市場価値が下がる前にすぐ買取ってもらう方が、より高価買取を期待できます。