映画でも有名なアメリカのブランド「ティファニー」

ティファニーの前身は、チャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・B・ヤングが設立した「ティファニー・アンド・ヤング」という会社です。

一般的な時価で取引をするのが当時の主流だったものの、各商品に値段を付けて値引き交渉に応じないというポリシーを貫いていました。

当初は文房具や装飾品などと扱っており、1848年の二月革命の発生に伴って、貴族から宝石などを買い入れ宝石事業へと発展していきます。

1853年には、ティファニーが会社の全権を掌握したことで、社名は「Tiffany & Co.」に改称。

1940年になると、本店はニューヨークの5番街・57丁目に移転し、オードリー・ヘップバーン主演の「ティファニーで朝食を」によってさらに知名度が高まり、現在では人気の観光名所となりました。

ティファニーは、高級な商品に限らず、赤ちゃんや少女向けの価格帯の低い商品も販売しており、今でも幅広い世代の女性から愛されているブランドと言えるでしょう。

中古の買取でも人気の高いティファニー

エルメスやルイヴィトンに次いで、中古市場でもティファニーは高い需要を持っており、特にネックレスや指輪といったアクセサリーは高値で取引されています。

ティファニーは圧倒的に女性からの人気が高く、「ティファニーで朝食を」の影響もあって、ティファニーの商品に憧れを持っている女性は少なくありません。

「中古でも良いからティファニーを身に着けたい」という人は多いため、ジュエリーブランドの中でも中古商品の需要は高めです。

ティファニーはアクセサリーやバッグに限らず、サングラスやボールペン、時計、その他小物など様々な商品を販売しています。

財布やバッグ、ジュエリー以外は買取不可とされているブランドもありますが、ティファニーはどんな商品でも買取対象とされることが多いため、お店さえ選べば売却には困らないでしょう。

状態が良い物なら予想以上の高値が付くこともあるので、不要になったアクセサリーや、もらったは良いけど使用していない食器や文房具などがあれば買取に出すのがオススメです。

バイザヤード

ティファニーの中でも特に人気の高いライン「バイザヤード」。

フィレンツェ出身の宝飾デザイナーであるエルサ・ペレッティがデザインしたティファニーのラインの1つで、多くの女性から支持を得ており、彼女の代表作とも言える存在です。

ダイヤモンドの付いた高価なネックレスですが、0.05、0.08、0.12、0.14と、カラット数には種類があり、年齢や予算に合わせて購入しやすくなっているのが人気の理由の1つでしょう。

チェーンの素材もシルバー、プラチナ、ゴールドと種類が分かれ、中でもゴールドの人気が高いです。

買取市場でもバイザヤードの人気は高く、たとえ状態の悪い物でも値段が付かないことはほとんどありません。

バイザヤードは、ダイヤ以外の宝石が使われているものもあるため、宝石の種類やジュエリーの状態によって大きく査定額が変わる商品です。

正確な査定額が知りたいかたは、無料査定などを利用して鑑定してもらうのが有効でしょう。

オープンハート

ティファニーといったオープンハートを思い浮かべる人も多いかと思います。

ネックレスやリング、ブレスレッドなど様々なアクセサリーのモチーフになっており、今も昔も世の女性からは人気の商品です。

恋人たちのプレゼントとしても定番の商品となっており、イベントの季節になるとさらに需要が高まる傾向にあります。

バブル全盛期に爆発的な人気を誇り、一次ブームは落ち着いていたものの、再び人気に火が付いている注目の商品です。

オープンハートはダイヤの有無で買取価格が大きく変動する商品ですが、需要は高めなので、たとえダイヤやプラチナがあしらわれていない商品でも、状態が良い物なら査定額には期待が持てるでしょう。

Tコレクション

2014年に発表された、ティファニーの頭文字であるTをモチーフとしたTコレクションは、程よいカジュアルさから日常的にも使いやすく、中古でも需要が高いです。

若い女性たちだけでなく、年を重ねた大人の女性でも身に付けられる、洗練されたエレガントさが魅力のラインのため、幅広い層から需要があります。

コレクションの中でも、ダイヤで彩られた太めのTが指をはさむデザインの「Tワイヤーリング」や、オンオフ問わずに使用できる上品なネックレス「Tスマイルネックレス」は特に高い人気を誇っています。

他にも、ブレスレッドやピアスなど、Tワイヤー・Tスマイルはアクセサリーの種類問わずに人気ということもあり、高値が付きやすいので、付属品などが完備していれば十分に高価買取が狙える商品です。

ティファニーの指輪の買取価格

ティファニーのネックレスの買取価格

ティファニーのピアスの買取価格

ティファニーを売るなら付属品は揃えた状態で

ティファニーは商品購入時に付いてくる、カンパニーカラーのティファニーブルーのボックスや保存袋にも価値があります。

そのため、商品を買取に出す際は付属品を全て揃えて査定に出した方が高値になりやすいのです。

また、ティファニーのシルバー商品にはギャランティカードは付属していませんが、宝石が使用されているものについては証明書が発行されているものもあります。

宝石証明書の有無は非常に重要で、あるのと無いのでは買取価格が大きく異なることが多いです。

ティファニーの商品は、たとえ証明書や付属品が欠けていても、値段が付かないことはほとんど無いため、買取を諦める必要はありませんが、もし手元にあるならまとめて査定に出して、高価買取を狙っていきましょう。

商品によってはすぐに査定に出した方が良い物も

基本的に、どんなブランドアイテムも、時間が経過すると共に買取価格は下がる傾向にあり、不要なことが分かっているものならすぐに査定に出すのがオススメです。

また、オープンハートのように、非常に人気のあった商品でも、時代の流れと共に人気が下火になることもあります。

オープンハートは需要が上下しやすく、数年後も今の価格で買取してもらえるとは限りません。

そのため、現在人気の商品は、需要が高い内に売却するのが最もお得と言えます。

ジュエリーブランド界では不動の人気を誇るティファニーですが、また新たなコレクションなどが生まれて注目や人気が移る可能性もあります。

高額査定を受けるためにも、使用しなくなったティファニーのアイテムがあれば、なるべく早めに査定に出すように心掛けましょう。