農機具の買取価格の相場は?査定で見られるポイントとは
農機具を買取に出す際に、見られるポイントや、買取価格の相場についてまとめました。
売りたい農機具がある場合にはぜひ参考にしてみてください。
農機具の買取価格は?相場はどのくらい?
種類によって買取価格は様々
農機具は、メーカーや、車種、稼働時間などによっても大きく買取価格が異なります。
また、農機具の買取価格の相場は、農業市場の動きや、農機具を必要としている人の数によっても変動しやすい傾向があります。
同じ「トラクター」という括りでも、安い物だと数万円、高い物だと何百万円と、かなりバラつきがあります。
農機具の需要は高まっている!
近年、農家の高齢化や、後継ぎが不足していることなどが問題にとりあげられる一方で、農業に興味を持つ若者や中年層も増加している傾向にあります。
以前では、農家の家の子どもが後を継ぐのが一般的でしたが、今は外部からの後継ぎの募集を行う農家が増えています。
後継ぎではなくても、「週末農業」として、平日は会社に勤務しながら、週末のみ農業を趣味として行う人も増え、その中には、将来定年したら農業を本格的に始めようと考えている人も少なくありません。
農業に使う道具を取り揃えるにあたって、新品の農機具でなくても良いから自分用の物を購入しようと考えている人がいる為、中古の農機具には需要があります。
農機具の買取価格はここで決まる!
農機具のメーカー
農機具でも、車と同様、人気のメーカーが存在し、それによって買取価格も異なってきます。
クボタ
1番人気が高いと言えるのが国内シェアNo.1の「クボタ」です。
クボタは日本に留まらず海外での人気も高く、中古農機具の中でも大変需要のあるメーカーです。
耐久性が強く、長持ちするため、稼働時間が多くても、クボタの農機具は買取価格が下がりにくい傾向です。
「クボタGL277」は、パワークローラーの中でも非常に人気が高く、中古でも高値で取引されている農機具のうちの1つです。
ヤンマー
「ヤンマー」は、クボタに継ぎ国内シェアNo.2で、エンジンの性能が高く評価されています。
使用性の評判も良く、「ヤンマーEG227」や「ヤンマーFX22D」などはヤンマーの中でも人気の高い車種です。
イセキ
「イセキ」は、国内の、農機具大手メーカーの1つで、価格が他のメーカーに比べて割と安価で、メンテナンスがしやすいことも評価されています。
コンバインなどは、イセキの中でも主力の農機具となっており、現在ではシェアNo.2となってしまいましたが、以前は国内トップシェアでした。
「イセキAT33」「イセキTR63」などのトラクターは、需要も高く、中古市場でも高値で取引されています。
稼働時間
農機具も、当然のことながら長時間使うほどに、本体の寿命が近付きます。
買取に出す際には、アワーメーターによって、今までの稼働時間がどのくらいかを確認されます。
農機具の馬力によっても異なりますが、20馬力ほどの物だと、アワーメーターが1000時間を超えている場合、寿命が近いと判断されることもあります。
アワーメーターは、買取価格をつけられるうえでの重要なポイントですが、農機具本体が正常に作動するならば、稼働時間は関係なくしっかりとした価格で買い取って貰える店舗もあります。
アタッチメントの有無
購入時には付いていなかったものの、作業の効率化などを計って新たなアタッチメント(付属作業機)を付けた場合は、それを評価されて買取価格が高くなる場合があります。
「ロータリー」「プラウ」「サブソイラ」と、種類は様々ですが、アタッチメントが付いていることは、買取価格を決定するうえで大事な査定ポイントになります。
ボディの見た目の綺麗さ
農機具とはいえ、ボディが汚れているよりは綺麗な物の方が高値がつきやすくなります。
作業中にキズがついてしまうこともありますが、泥や油のにじみ汚れなどはできるだけ綺麗にしておくことによって、査定の際の農機具の印象が良くなります。
農機具の買取価格は様々なポイントで決まる!
上記で紹介したように、農機具の買取価格を決めるうえで確認されるポイントは複数あります。
メーカーで出した人気車種なども、あくまで一例の為、「クボタ」「ヤンマー」「イセキ」の中でも他に人気の農機具は多く存在します。
また、この3つのメーカー以外でも買取価格が期待できるところは他にもあります。
自分の所持する農機具の買取価格が気になる場合には、利用した農家さんが口コミで勧める農機具の買取店を利用して、Webで手軽に知ることができます。