楽器の宅配買取の流れを分かりやすく解説!相場より高値で売るコツも?
宅配買取で楽器の売却を考えている人に向けて、利用の手順を解説しているので予習のつもりでチェックしておきましょう。
楽器を高値で売るために注意したい点や、買取に必要なものも紹介しているので参考にしてください。
宅配買取を使って楽器を売る時の手順
1.まずは宅配買取を申し込む
査定を依頼する宅配買取店を決めたら、お店のWebサイトから査定の申し込みをしましょう。
氏名や住所、連絡先などの個人情報に加え、買取を依頼したい楽器の品目や型番、集荷希望日時などを入力します。
買取店によっては電話やメールでの申し込みを受け付けている所もありますが、「メール送ったはずなのに届いてない!」「電話でスタッフに伝えたことがお店に伝わっていない」などのトラブルもあるため、しっかり記録として残るWebフォームからの申し込みが一番安心です。
楽器買取の買取方法には、店舗での買取や出張など様々な方法がありますが、少しでも高値で売りたいなら宅配買取を利用しましょう。
宅配買取の方が高額査定になりやすい理由については、コラム「楽器買取におすすめなのは宅配と出張?買取方法ごとのメリットを解説」をご覧ください。
2.査定に出す楽器を梱包する
宅配キットを希望した場合、申し込んだ楽器の種類に応じて無料梱包キットが自宅に送られてきます。
楽器はデリケートな商品なので、輸送中に破損しないように同梱された緩衝材などでしっかりと包んで保護しましょう。
楽器と箱の間に隙間が空いてしまう場合には、自宅にある新聞紙などを丸めて詰めると、より安全に送ることが出来ます。
梱包前に楽器の写真を撮影しておくと、査定時やキャンセル返送時に「元の状態より悪くなっている」「付けた覚えのない傷がある」といったトラブルを避けることができるのでおすすめです。
また、買取では古物営業法にのっとり、犯罪防止のため、有効期限内の身分証明書の提示が必ず必要なので、楽器と一緒に買取の申込書と身分証明書を入れるのを忘れないようにしましょう。
引っ越しなどで、身分証明書記載の住所と現住所が異なる場合の対処法については、各店舗サイトの「よくある質問」などで解説しているので確認してみてください。
荷物の集荷を依頼したら指定した日に宅配業者が荷物を取りに来てくれるので、楽器を渡します。
3.査定金額の連絡が来るので確認
商品を発送してから2~3日経つと買取依頼をしたお店から、送った楽器の査定金額について連絡が来ます。
提示された買取金額の明細を確認して、査定額に満足がいくようなら査定結果を了承して代金が振り込まれるのを待ちましょう。
買取店によっては、「○○に破損があったのでマイナス」「美品なのでプラスしています」といったように、楽器ごとに査定基準を公開してくれます。
また、買取明細に記述がなくても問い合わせをすれば対応してくれることもあるので、気になる点があればお店に聞いてみましょう。
もしも金額に納得できなかったり、他のお店の査定を聞いてから考えたい場合には、キャンセルをして楽器を返送してもらうことも可能です。
買取キャンセル時の返送料がお店負担かどうかは買取店によって異なるので、キャンセルの際にお金をかけたくない人は往復の送料が無料のお店に依頼しましょう。
4.振込されたら代金を受け取る
買取が成約したら即日~3日程で指定の口座に代金が振り込まれるので、査定結果の内容と間違いがないかを確認して代金を受け取りましょう。
間違った金額が振り込まれることはほとんどないものの、念のため金額が合っているかは確認しておいた方が良いでしょう。
査定結果と違うようならお店に問い合わせをして足りない分を払ってもらいます。
買取をキャンセルした場合は、後日自宅に査定に出した楽器が返送されるので、不足しているものがないか、楽器に新たな傷や汚れが付いていないかなどをチェックしてください。
相場価格より高値で売るなら梱包は慎重に!
緩衝材を活用して楽器は厳重に保護
買取の手順でも述べたように、楽器は非常にデリケートな商品のため、しっかり梱包しておかないと輸送中の揺れで破損してしまう恐れがあります。
破損した楽器は査定の評価も低くなり、買取価格も下がってしまうため注意が必要です。
ケースがある場合は必ずハード・ソフト問わずにケースに入れた状態で梱包をするようにしましょう。
また、振動によってケース内で楽器が動いてしまうことも多いので、ケースの中にも緩衝材を詰めて遊びを失くすことが大切です。
緩衝材をケース内に詰めたら、ケースを軽くゆさぶって楽器が動かないことを確認しましょう。
最後にケースごと緩衝材で楽器を保護し、サイズの合ったダンボール箱の中に入れて、周りに丸めた広告や新聞紙を詰めて動きにくくしたら完成です。
弦楽器を発送する際は弦の調整を
ヴァイオリンなどの弦楽器を梱包する際は、弦を張ったままだと楽器に負荷がかかってしまうので、予め緩めておきましょう。
また、輸送中の揺れで楽器が傷付かないように、カバーは忘れずに掛けておきます。
弓も一緒にケースの中に入れて送ることになりますが、振動によって弓が外れ、本体を傷付ける可能性があるため、テールピース下部にクッション材を入れるなどして隙間を埋めておくのが賢明です。
ダンボール箱に梱包した後も、箱の上からプチプチを巻いておいた方が安心でしょう。
弦楽器に限ったことではありませんが、荷物をお店に発送する際には必ず配送業者に取扱いに注意する旨を伝えてください。
ワレモノ注意などのシールを貼っておいたり、ダンボール箱に書いておくのも有効です。