首里織の着物の買取相場価格を調査!高く売れる店舗は?

沖縄の伝統工芸品“首里織”の買取情報について紹介しています。
着物や帯の買取価格の相場や、損をせずに売る方法などをまとめたので、買取前に一読してみてください。

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首里織の過去と今

首里織の歴史

首里織は、沖縄本島で織られている織物で、沖縄の風土に合った多種多彩な作品が存在します。

始まりは14~15世紀の琉球王国とされ、当時盛んに交易していた中国や東南アジアから導入された技術によって織られるようになりました。

織物技術が進んでいくと同時に、首里は琉球王国の古都であったため、首里王府の貴族や士族が好むような、色柄や格調にこだわった作品が追及され、王族や階級の高い女性たちに受け継がれていきました。

首里織独自の手法である、琉球絣は日本の絣のルーツの1つとも言われており、他の作品にも大きな影響を与えていることが分かります。

今では、着物に加えて、ネクタイやカバン、コースターなどに首里織は用いられ、伝統はしっかりと後継されています。

首里織はいくらで販売されている?

首里織は、分業をせずに、全ての工程を一貫して手作業で行っているため、1つの作品にはかなりの手間と時間がかかっています。

機械も使わないため、大量に生産されておらず、1つの作品が持つ価値は高いです。

そのため、着物の場合は、80~100万円程の値がするものが多い他、帯や半幅帯でも、20~40万円程します。

あまり安い価格で購入できる商品が無いため、手が届きにくいイメージもありますが、国指定の伝統工芸品なだけあって、色柄ともに美しい首里織を欲しいと思う人は多く、需要も衰えていません。

また、元値が高いため、買取に出した際の価格も期待が持てる商品です。

着物以外の首里織も人気が高い

首里織は、着物や帯に限らず、現在では様々な商品に用いられています。

沖縄で主に夏に着用されることが多い、アロハシャツに似ている“かりゆしウェア”にも首里織が使われており、人気を得ています。

かりゆしウェアは、風通しの良い首里織の特性を存分に生かした商品と言えるでしょう。

もちろん、首里織りの色鮮やかな見た目を利用したアイテムも多く販売されており、カバンやネクタイ、名刺入れ、コースターなどがあります。

那覇市の伝統工芸館では、首里織のコースターやブックカバーを自分で作れるワークショップを開催しており、実際に織物体験をすることも可能です。

今でも伝統工芸として受け継がれている首里織は、沖縄本島の人に限らず、様々な地域の観光客からも親しまれています。

首里織の特徴と種類

首里織の持つ特徴

首里織は、絹、木綿、麻、芭蕉などの糸を使用しており、染料には琉球藍、福木、シブキ、テカチ、グールなどが用いられています。

首里織には絣織物と紋織物の両方があり、技法を細かく分けると7種類以上になり、用いられる技法によって使われる色も異なります。

赤、黄、オレンジ、緑などの鮮やかな色糸が使われる作品もあれば、水地や紺地などの無地、濃淡の配色をしたものなど、様々なデザインの物があります。

また、通気性が良いため暑い日にも涼しく着用できるので、見た目だけでなく、利便性も兼ね備えています。

首里織の種類

首里織には様々な種類があり、織り方によってデザインが異なります。

複数ある種類の中でも、一番メジャーなのが“首里花倉織”で、市松や菱形模様が織り込まれています。

首里花倉織は、王族が着用していた夏衣で、沖縄の織物で最も格式が高い物とされています。

また、士族が着用していた物を“首里花織”と呼び、“両面浮花織”“緯浮花織”“手花織”“経浮花織”の4種類に分かれ、それぞれ異なる柄を持っています。

“首里絣”は沖縄独自の技法巾小結(ハバグヮーユイ)で織られており、絣の元型とも言われています。

絣は、経緯縞の中に絣を入れた“手縞”、経縞の中に絣柄を入れる“綾の中”、絣の中心を経糸の起点とする“諸取切”の3種があります。

その他にも、糸の密度を濃くして織ることで、リバーシブルとなっている男物官衣“首里道屯織”、畝織と両面浮花織を組み合わせた変化平織の一種“首里ミンサー”など、首里織は非常に種類が豊富なことが分かります。

首里織は買取でどのくらいの値段がつく?

首里織の買取価格の相場

首里織は、生産量が少なく希少価値も高いため、6万円前後で買取されていることが多く、織物の中でもかなりの高額査定が期待できるでしょう。

さらに美品状態であったり、格式の高い物なら10万円以上の価格が付けられることも珍しくありません。

首里織は様々な種類があるため、一言で首里織ならいくらで売れるとは断言しにくいですが、全体的に買取価格の相場は高めと考えて良いでしょう。

伝統証紙、沖縄県織物検査済之証、沖縄県伝統工芸品之証といった証紙が揃っていれば、さらに査定額アップが期待できるので、査定に出す際は証紙も忘れずに送りましょう。

着物は傷まないうちに査定に出すのが高価買取の最大のポイントなので、もう着ないと判断している物なら、なるべく早めに買取に出すのもポイントです。

首里織を高く売るなら宅配買取店がおすすめ

首里織は、価値が高い織物のため、しっかり査定をしてくれる所に売れば高額査定が期待できます。

しかし、着物の知識のない査定員が経営しているリサイクルショップや、ネットオークションなどを利用した場合、相場価格より低い値段で手放すことになるのがほとんどです。

損をしないためにも、首里織の買取方法に迷っている方は、着物専門の宅配買取店を利用することをおすすめします。

ネットを使って全国どこからでも着物の査定を申し込むことができ、箱に商品を詰めて送るだけで買取に出せます。

また、査定も着物の知識を持っている人が行い、その首里織に見合った価値をつけてくれるので安心して売ることができます。

さらに、送料や手数料、着物を入れる梱包材が無料で、利用者はお金を払わずに着物の価値を知ることが可能なので、首里織の処分を考えている方はぜひ宅配買取もチェックしてみてください。

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