京友禅の買取相場を紹介!おすすめの買取方法は?

京都の伝統工芸品“京友禅”の買取価格の相場や歴史、着物の特徴などをまとめました。
高価買取が狙える買取方法も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

※本サイトにはプロモーションが含まれています。

京友禅の歴史と特徴

京友禅の歴史

京友禅の起源は元禄時代とされており、当時大変人気だった扇絵師である宮崎友禅斎によって確立されたと言われています。

扇に描かれる斬新な絵柄を取り入れた色彩豊かな着物は、瞬く間に町人達からの人気を集めていきました。

町人文化の栄えた江戸中期には、様々な技術が集約され、現代の染色技術の基礎となるものが完成し、友禅染は活発に行われるようになりました。

明治になると、化学染料が取り入れられ、現在の“型友禅”にあたる、効率的かつ大量に友禅染ができる“写し友禅染め”が誕生しました。

写し友禅の開発によって、量産可能となった京友禅は多くの人々に広がり、現在でも京都の伝統工芸品として親しまれています。

本格的な手描き友禅の場合、26もの工程を経て完成に至りますが、手間がかかることもあり、現在は型染が主流となっています。

京友禅が持つ特徴

京友禅は、隣の色同士が混ざらないように、糸目糊を使って防染をしたうえで模様を染めていきます。

模様は御所車、檜扇、束熨斗といった平安時代をイメージさせるアイテムを図案化した物が主に描かれ、花にぼかしを入れる際は、花弁の中心をぼかし、外側にいくほどぼかしが薄くなるのが特徴です。

水洗いをしたら、最後に金・銀箔を置いたり、刺繍を施すため、金沢の加賀友禅とは違った華やかさを持っています。

同じ友禅染めとして、京友禅は加賀友禅と混同されることが多いですが、京友禅には金箔、刺繍、絞りがあるのに対して、加賀友禅は手描きのみの技法が用いられるなど、明確な違いがあります。

詳しい違いに関しては、京友禅と加賀友禅の違いは?で解説しているので、興味がある方は是非一読してみてください。

京都での染め物体験も人気

京都では、工房で実際に京友禅の制作体験を楽しめる所も多く、観光客からは人気を得ています。

友禅職人たちに教わりながら、がま口やハンカチ、扇子、風呂敷、ポーチ、タンブラーなどに絵付けをして、自分のオリジナルの京友禅アイテムを作ることができます。

1~2時間で手軽に制作できるコースから、5時間程かけてじっくり作り上げるコースまで用意されているので、本格的な友禅体験をしたい方も楽しめます。

また、型紙を組み合わせてアレンジをできるので、絵を描くのが苦手な方でも問題なく京友禅を楽むことが可能です。

着物に用いられるような和柄だけでなく、現代風にアレンジしたポップなイラストを採用する人も多く、京友禅は現代でも形を変えて愛され続けていることが分かります。

人気の京友禅はいくらで買える?

京友禅は振袖や訪問着が人気

写実的な絵が使われた着物では無く、図案化された絵柄が散りばめられた着物を好む人たちからは京友禅が人気を得ています。

着物に描かれた古典的な柄は日本人女性の美しさを引き立たせてくれるうえに、京友禅は金箔や金縁刺繍が使われている華やかな作品が多いため、成人式で着る振袖としても人気は常に高いです。

成人式の着物を選んだり、前撮りをするために、わざわざ京都まで足を運ぶ人もいる程の人気っぷりです。

若い女性からは振袖が圧倒的に人気ですが、年齢層が上の方からは、訪問着が人気の商品となっています。

フォーマルからカジュアルまで、幅広い機会に着ることができるので、奮発をして少し高めの京友禅の着物を購入する人もいます。

現在では通販でも買うことができるので、手が届きやすいこともあり、着物を選ぶ際に京友禅を選択肢にいれる方は少なくありません。

京友禅の値段の幅は広い!

振袖は、京友禅でも20~30万円前後で購入できる物もありますが、高価な物だと100万円を超える商品もたくさんあるため、ピンキリと言えます。

安くても若干値が張るということもあって、成人式などで京友禅の振袖を着たい場合はレンタルで済ませる人も多いです。

京友禅の訪問着も、振袖同様にイベントごとに着ていくのに人気のある商品ですが、30~40万円前後で売られている商品が多いです。

当然500万円以上の高級な訪問着もあれば、十数万円でも購入できる商品もあるため、無理をせずに自分に合った価格帯の物を購入しましょう。

購入する際は、値段はもちろん、絵柄や色を見て自分の気に入った物を購入するのがおすすめです。

京友禅は買取でいくらの値がつく?

京友禅の買取価格相場は高め

京友禅に限らず言えることですが、着物はコンディションや仕立てサイズ、著名な作家かどうかによって査定額が変化します。

そのため、京友禅ならいくらで売れるとは断定できませんが、3~10万円程の値段がつくことが多いです。

完成までに手間がかかっている手描き友禅の方が高値が付きやすいですが、型友禅でも状態が良い物なら十分に高価買取が期待できます。

当然商品の元値や作家によっては更に高価買取され、中でも人間国宝である羽田登喜男や、皇室の方々が着る着物の制作に従事している藤井寛などが手掛けた作品の中には、30~60万円程で取引されている物もあります。

着物の価値を正しく証明する為にも、査定に出す際は証紙も忘れずに商品と送るようにしましょう。

京友禅を売るのにおすすめの買取方法

着物に詳しくない人は、京友禅風の柄が印刷された着物なのか、本物の京友禅なのかを区別することができません。

そのため、リサイクルショップなどに持ち込むと、本来の価値よりかなり低い値段を付けられてしまう可能性が高いので要注意です。

また、ネットオークションを利用する場合も、買取価格の相場より下の値段でしかれないことが多いため、京友禅を売るなら着物を専門としている買取店を利用するのがおすすめです。

「そうは言っても、近場に着物専門店なんてない」という方も、着物の宅配買取サービスを使えば、全国どこからでも自分の売りたい着物を査定に出すことが可能です。

着物を梱包して集荷に出すだけなので、時間に余裕がない方でも利用しやすい他、送料・返送料無料の店舗を利用すれば、一切お金をかけずに自分が持っている京友禅の価値を知ることができます。

もちろん査定額に納得がいかなければ買取を無料でキャンセルすることも可能なので、初めて着物を売る方でも安心です。

着物の処分方法で買取を考えている方は、一度宅配買取店を利用して商品を査定に出してみましょう。

口コミで人気の着物買取店を確認!

↑PAGE TOP