廃車買取の相場をマル秘公開!自分の車の参考価格はいくら?
廃車予定の車を買取に出した場合の買取価格の相場を大公開!廃車でも高価買取が狙いやすい国産車・外国車の車種や参考価格も紹介しています。
廃車になる車も買取ならこの金額で売れる!
国産車の廃車買取相場
ホンダ、日産、マツダなどの国内メーカーの車は、日本だけでなく海外でも非常に需要のある車です。
自分が廃車にしようと考えている車でも、まだ中古として販売できる状態であったり、パーツに分けて売ることの出来るケースも多いため、廃車買取で値段をつけてもらうことができます。
一般的に、国産車の廃車買取の相場は1台1~3万円程度と言われており、自分で廃車手続きを行って時間を消費したり、廃車手続きを業者に依頼して1万円前後の費用がかかるよりもお得に処分が叶うのです。
廃車買取の相場価格は様々な要素によって変動しますが、状態が良ければ良いほど高値がつきやすく、相場以上の値段で売れることも少なくありません。
中古で人気の車種であれば、1台5~10万円以上の買取価格になる可能性もありますので、積極的に廃車買取を利用するのがおすすめです。
こんな国産車が高く売れやすい!
メーカー | 買取実績で価格が高い車種 | 中古で人気のある車種 |
---|---|---|
トヨタ | プリウス、カローラフィールダー、クラウン、ハイラックスサーフ、ハイエース、シエンタ、ハリアーなど | プリウス、アルファード、ヴォクシー、アクア、ヴェルファイア、クラウン、ハリアーなど |
日産 | キャラバンコーチ、モコ、スカイライン、ティーダ、マーチ、バサラ、シーマ、ステージア、エルグランドなど | セレナ、エクストレイル、ノート、エルグランド、デイズ、フェアレディ、モコ、スカイラインなど |
ホンダ | アコード、フィット、アヴァンシア、エアウェイヴ、レジェンド、CR-V、インスパイア、オデッセイなど | N-BOX、ステップワゴン、フィット、オデッセイ、フリード、ライフ、N-WGN |
三菱 | パジェロミニ、デリカ、ディマンテ、eKワゴン、レグナム、GTOなど | デリカD5、eKワゴンなど |
スズキ | スイフト、アルト、エスクード、キャリイトラック、ワゴンR、アルトラパン、ジムニー、エリオなど | ワゴンR、ジムニー、スペーシア、ハスラー、アルトラパン、スイフト、エブリィ、レガシィなど |
ダイハツ | YRV、MAX、アトレー、オプティ、ストーリア、ハイゼット、ミラなど | タント、ムーヴ、コペン、ミライース、ハイゼットカーゴ、ムーヴキャンバスなど |
マツダ | アテンザ、プレマシー、MPV、ロードスター、ミレーニア、ロードスターなど | CX-5、デミオ、ロードスター、アクセラ、CX-3など |
スバル | レガシー、トラヴィック、インプレッサ、アウトバック、フォレスターなど | フォレスター、インプレッサ、レヴォーグなど |
レクサス | LS、RX、ISなど | IS、LS、CTなど |
外国車の廃車買取相場
外国車は国産車に比べて定価が高いため、廃車買取においても比較的、高価買取につながりやすいと言われています。
一方、故障や耐久性では国産車に劣る場合も多く、走行距離が長かったり、年式の古い外国車は高価買取を狙いにくいという側面もあります。
ただし、外国車の廃車買取でも1台1~3万円程度という相場が崩れることは少なく、「買取ってもらえなかった」「値段がつかなかった」という事態になることはほぼありません。
また、外国車は交換パーツの販売価格が高いこともあり、廃車買取でパーツの需要も多くあるため、むしろ相場以上になる車種も多くあるので値段も期待できるでしょう。
メーカー | 買取実績で価格が高い車種 | 中古で人気のある車種 |
---|---|---|
メルセデス・ベンツ | C200、S500、S320、300TE、C240W、E280、E320、A190、C230など | Cクラス、Sクラス、Eクラス、Aクラス、Bクラスなど |
BMW | ミニ、528、320i、330Cl、530i、735l、850、525l、323、325など | ミニ、3シリーズ、1シリーズ、5シリーズ、X1、X3、Z4など |
ポルシェ | カイエン、ボクスター、911など | 911、カイエン、ボクスター、ケイマン、マカン、パナメーラなど |
アウディ | 80、A6、A4、A3など | A4、TT、A3、A5、Q5、A6など |
フォルクスワーゲン | ニュービートル、ヴェント、ゴルフ、パサート、コラード、ポーラなど | ゴルフ、ポロ、ザ・ビートル、パサートヴァリアント、up!など |
ボルボ | V70、940W、850、V70、V40、740など | V40、V60、XC60、V70、S60など |
プジョー | 307、206、306、406など | 308、208、3008、RCZ、207など |
アルファロメオ | アルファ147、145、147、156など | ジュリエッタ、アルファ147、ジュリアなど |
状態別に見る!廃車の買取相場
事故車の廃車買取相場
自損・他損を問わず、1度事故を起こしている車は、買取価格が大きく下がるのが一般的です。
もう1度乗れる状態に整備する場合、事故による歪みやヘコミ、傷、故障箇所などの修理代金がかなりかかります。
さらに事故車は、1度形状が変わったり故障した場合、いくら修理をしても乗り続けるにつれて負荷がかかりやすく、思っていなかったトラブルを招きかねません。
このような安全面でも懸念事項があるという事からも、事故車の買取価格は安くなりがちです。
トラブルのない車に比べ、軽自動車の場合は-20万円、普通車の場合は-30~50万円ほど相場より安くなると言われています。
元々の状態にもよりますが、車買取でこれだけ減額された場合にプラスにならないようであれば、廃車買取の方がお得に売れるでしょう。
また、事故によって車が大破している場合は、廃車買取でないと売れないケースが多いので、余計な手間をかけないためにも最初から廃車買取を利用するのがおすすめです。
過走車の廃車買取相場
1つの車を長く大切にしてきた場合や、古い年式の中古車を乗っていた場合、走行距離が思ったよりも長くなってしまっている事があります。
日本では10万km以上走行している車を「過走車」として扱い、普通の車買取店では安い価格になりがちです。
長距離走行が当たり前の海外では、走行距離が10万kmを超えている車もあまり気にせず乗る事が多いので、海外への輸出販路を持っているお店では、買取価格が上がりやすい傾向になります。
状態も良く、事故歴や修復歴などのない車であれば、1台10~30万円ほどで買取ってもらえる事もあります。
ただし、過走車はそもそもの年式が古い車種が多いので、全体的には1台数万円での取引となることが多いようです。
不動車の廃車買取相場
不動車とは、事故や水没、災害など様々な要因で動かなくなってしまった車のことを指します。
既に安全に走行できないことが前提になりますので、廃車買取では鉄などの資源やパーツの再利用を前提に査定を実施します。
不動車の買取相場は、1台数千円~数万円と言われていますが、リサイクル・リユースのできる部品がどれだけあるかが買取価格を大きく左右するため、売りたい車によって値段がかなり異なるのです。
たとえば、車はエンジンをかけずにいると中のパーツが劣化していくので、不動車になってから時間が経つほど利用できる部品が少なくなり、査定での評価が下がりやすくなります。
また、青空駐車場の場合は雨ざらしになっている場合がありますが、雨によって鉄が腐食されると資源として利用しづらくなるため、値段の低下につながるのです。
不動車を売る時は、手放すと決めたらできるだけスピーディーに廃車買取に申し込み、より良い状態で査定をしてもらうようにしましょう。
廃車買取で価格をアップさせるには?
出来る限りのメンテナンスをする
車はより優れた状態、綺麗なものの方が高価買取につながりやすいため、お手入れやメンテナンスを査定の前に実施するのがおすすめです。
不動車以外でしばらく乗っていない車を売る時は、一度エンジンをかけて、不具合がないかを確認しておきましょう。
また、査定の前日~当日には洗車や室内清掃を行って、ホコリや汚れはできるだけ取り除きます。
廃車買取は、一般的な車買取よりもパーツや部品、資源としての需要が求められるため、ハンドルやホイール、ミラーなども拭いておくのがベストです。
ただし、専門的な修理や板金、補修などお金をかけて行うものは、逆に損が出てしまいやすいので、あくまでも自分が今行える範囲で実施しましょう。
より高く売れるお店を比較する
多くの方は、「大手の買取店なら高く売れる」「名前を聞いた事があるお店なら安心」と思っていますが、実はこれは勘違いです。
確かに、知名度の高い買取店は利用者も多数いるので安心感がありますが、その分広告費などに多くの予算をかけているため、買取価格が上がりにくいという側面もあります。
最近は、廃車買取に特化したサービスを実施するお店も増えてきており、独自のルートを開拓することでより高く部品や資源を売れることから、より高い買取価格が期待できます。
そのため、名前やサービスにこだわりすぎず、しっかりと対応と買取価格を見て、売却するお店を選びましょう。
また、買取店によって保有ルートや求める車種などが異なるため、1社だけでなく複数の見積もりをもらうと安心です。
価格やサービスはきちんと比較し、自分が安心できて納得して売れるお店を選ぶと、満足度の高い取引につながります。
税金・保険の還付金をきちんと受け取る
車を保有している人は、自動車税や自動車重量税、自賠責保険などを年単位で支払っています。
「廃車の手続きは自分でできる?手順や注意点、必要書類を解説!」でも触れていますが、車を廃車にしたり、買取店へ売却すると、自分が払い過ぎたお金を「還付金」として受け取ることが可能です。
軽自動車か普通車か、残り期間がどのくらいあるかによって金額は異なりますが、多少なりともプラスになるため必ず手続きを行う必要があります。
廃車買取を利用して車を売る方は、税金の還付金については申請を無料で代行してもらえる事も多いので、査定の時に相談してみると良いでしょう。
自賠責保険の還付金については、自分で手続きを行わなければなりませんので、加入している保険会社に手続き方法を問い合わせてください。